みなさん、こんにちはー!マンションログ管理人のルークです。
売上高5兆円を誇る住友商事が展開するマンションブランド「クラッシィハウス」の特徴や強みを分析してみました。
オリンピック選手村跡地に建設予定の「ハルミフラッグ」、さいたま新都心の大規模分譲マンション「SINTOシティ」などの大規模開発プロジェクトにも参画。
分譲数は少ないもののメジャーセブンと肩を並べる実績を残しています。
平たく言えば「高級路線」「高品質」「ハイグレード」路線であり、業界内でも注目度が高い先進的な物件を数多く世に送り出してきた実績があります。
- ハイグレードで高級路線
- 希少価値が高い(分譲数が少ない)
- シンプルモダンなデザイン
Contents
クラッシィハウスを写真で紹介
2021年3月時点で分譲中の物件から2個、過去に分譲された物件から2個、写真を抜粋してきました。
※クラッシィハウス公式HPから引用
最初の2個は「クラッシィハウス亀有」と「クラッシィタワー靱公園」の写真です。写真だけだと分かりづらいですが、重厚感がある外観が多く、シンプルで洗練されたデザインです。
3個目は2009年に分譲された「クラッシィハウス尾山台」(東急大井町線「九品仏」徒歩11分、22戸)で、4個目が2013年に分譲された「クラッシィハウス世田谷公園マスターズガーデン」(池尻大橋駅徒歩7分、195戸)です。
どちらも高い評価を受けていて、中古物件をみてもかなりの値段で取引がされていることが分かります。つまり、資産価値があまり落ちていないということですね。
東中野の記事でも取り上げましたが、東中野徒歩1分のところにクラッシィタワー東中野を分譲した実績もあり、現在は中古としてかなり高値で販売されています。
住友商事の企業概要
クラッシィハウスを展開する住友商事の企業概要を簡単にまとめてみました。
企業名 | 住友商事株式会社 |
---|---|
売上 | 5兆3392億円 |
従業員数 | 6万5662人 |
事業内容 | 金融、輸送機・建機、インフラ、メディア、デジタル、不動産など |
本社 | 東京都千代田区 |
グループに名を連ねる「SCSK」「ジュピターテレコム」などは知名度があり聞いたことがある人も多いはずです。
日本を代表する商社ですし、マンション事業の歴史も古く業界でも5本の指に入ると言われています。
海外のマンション開発や商業施設の開発・運営まで手がけているので、メジャーセブンと並ぶぐらい安心感があると思います。
クラッシィハウスの特徴や傾向
分譲数が少ない「クラッシィハウス」ブランドの特徴やマンションの傾向を探ってみました。都内では城南エリアに強みを持っていて、ハイグレードマンションを供給しています。
GINZA SIXも手がける不動産の総合力
「GINZA SIX」は銀座の一等地に開発された大型の商業施設です。
マンションの建設だけに特化しており商業施設の開発・運営ノウハウがないマンション開発会社も多くある中で、住友商事は誰もが知っているような大型の商業施設まで手がけているという不動産事業における「総合力」が一つの強みとなっています。
「GINZA SIX」の他にもみなとみらい駅直結の「クイーンズスクエア横浜」も開発を手がけています。
※クラッシィハウス公式HPから引用
駅のランドマークとなるようなマンションを開発
過去の分譲や現在の分譲マンションを見ると、他のデベロッパーに比べて小〜中規模で特徴が薄い物件や全くないということが分かります。
数を追わずに質を追求するという姿勢が感じられ、最寄駅のランドマークとなるような物件が多い印象です。
クラッシィクラブ
マンション会社は会員登録制度があり、会員に対して優先的に物件情報などを送ってくレます。住友商事も例に漏れず「クラッシィクラブ」という会員制度を持っています。
関東よりも関西の物件数が多い印象なので、関西圏に住んでいる人はチェックしておくと良いと思います。年会費・入会費は無料なので気になっている物件がある場合は取り敢えず登録して情報を得ておくことをお勧めします。
タワマンから低層仕様まで
あまり分譲数がないので形が決まっているかと思ったのですが、実はタワマンから低層仕様まで幅広く手がけているのです。
クラッシィブランドとしては仕様や規模にこだわりがあるというわけではなく、積極的にその土地にあった仕様を取り入れていくような傾向があります。
他の会社と比較
著者の個人的な印象、調査した結果から3社を比較してみました。
会社名 | 住友商事 | 住友不動産 | 野村不動産 |
価格帯 | ハイグレード | ミドル | ミドルとハイグレードの間 |
標準設備 | 手厚い | 普通 | 手厚い |
機能性 | 高い | 普通 | 普通 |
ブランド価値 | ○ | △ | ○ |
実績 | △ | ○ | ○ |
住友不動産は実績(供給数)がかなり多く、野村不動産は標準設備のグレードが高く機能性もこだわっていることで有名です。住友商事は実績は2社と比べて劣るものの、標準設備は手厚く、機能性も高いと思います。
住友不動産がちょっとだけ劣って見えるかもしれませんが、住友不動産は供給量が圧倒的に多く、コンパクトなマンションから大規模なマンションまで手がけていますし、マンションブランドも数多く持っているため、全体感で見るとどうしても仕様や設備は他2社よりも低い評価になってしまっているのです。
管理人の個人的な意見ですが、住友不動産のマンションは他マンションよりもリセールバリューや資産価値にフォーカスしているマンションが多く、営業さんも熱心な人が多いです。
クラッシィハウスの評価
大手メジャーセブンと比較しても引けを取らない実績があり、ハイグレードマンションという差別化にも成功している珍しいマンションブランドです。
都心部のみならず地方の主要都市でも供給しているところを見ると、条件が良い土地があれば積極的に分譲していく方針であることが窺えます。実際に地方の物件の中には駅直結の物件や大規模なタワーマンションも多くみられます。
個人的には期待したいマンションブランドの一つですね。マンションブランドはリセールバリューにも影響を与えると言われていますので、知る人ぞ知るマンションブランドとして好立地で高品質な設備を導入したマンション開発を期待しましょう。