300邸の大規模マンションが都心へのアクセス良好の王子駅徒歩9分の立地に誕生。広々とした専用ガーデンと充実した共用施設が売りの落ち着いたファミリー向け大規模マンションプロジェクトが動き出す。
こんにちはー!マンションログ管理人のルークです。
京浜東北線「王子駅」徒歩9分の立地に300邸の大規模マンションが誕生します。4社が共同売主になっている「ガーデンクロス東京王子」という物件です。(三菱地所レジデンス、西日本鉄道、関電不動産開発、ジェイアール東日本都市開発)
三菱地所レジデンスといえば「パークハウス」ブランドが有名ですが、「ガーデンクロス」というブランド名はあまり聞いたことがありません。おそらく、共同売主になっている関係でブランド名を変える必要があったのだと思います。
都心へのアクセスが良く根強い人気がある王子駅から徒歩10分以内かつ大規模マンションということで注目度は高く、売れ行きも好調なようです。
販売から少し時間が経ってしまいましたが、現在の売れ行きや価格、メリットデメリットをまとめてみたいと思います。
- 王子駅徒歩9分
- 300邸の大規模マンション
- 共用施設充実
- 広々としたセントラルガーデン
- カーシェアサービス付帯
では早速みていきましょう。
物件概要
物件概要をまとめてみました。
物件名 | ガーデンクロス東京王子 |
---|---|
最寄駅 | 王子駅 |
徒歩分数 | 徒歩9分 |
総戸数 | 300邸 |
会社名 | 三菱地所レジデンス、西日本鉄道、関電不動産開発、ジェイアール東日本都市開発 |
※ガーデンクロス東京王子公式HPから引用
写真はセントラルガーデンの完成イメージです。今回の物件は敷地が広いこともあり緑豊かなガーデンが一つのセールスポイントになっています。
共用施設も充実していますし、エントランスも広々していて1日中ゆったりとマンション内で過ごせるような設計です。おそらくコロナ禍で変化した生活スタイルを意識しているのだと思います。
価格と競合比較
相場からガーデンクロス東京王子の価格の妥当性や資産価値をみていきましょう。まずは現在分譲中の周辺物件と府中駅周辺の中古マンションを調べてみました。
現在分譲中の周辺物件
物件名 | ガーデンクロス東京王子 |
ASUKAYAMARESIDENCE |
アークマーク王子本町 |
徒歩分数 | 徒歩9分 | 徒歩6分 | 徒歩9分 |
価格帯 | 6500万円前後 | 未定 | 4890〜5190万 |
総戸数 | 300邸 | 129邸 | 55邸 |
会社 | 三菱地所など4社 | 野村不動産 | ステラホーム株式会社 |
SUUMOで調べると王子駅が最寄りとなっている販売中の新築マンションは6件でした。6件中3件はほぼ完売していて1〜2戸の販売となっていますので実質上記の3件が選択肢になると思います。
ASUKAYAMA RESIDENCEは徒歩6分で129邸、野村不動産が分譲というバランスが取れた物件なので、ここが一番のライバルになることは間違いありません。共用施設も充実しているようですし、比較するにはいい物件だと思います。
ガーデンクロス東京王子の坪単価は300万前後です。低層階であれば坪単価300をきるところもあり、6500万円以内で販売されています。低層階の条件が良いところで坪300以内で購入できるとお得感はありそうですね。
王子駅の中古マンション
中古マンションの相場も確認しておきましょう。
物件名 | 王子飛鳥山ザ・ファーストタワー&レジデンス |
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クレイシア王子 |
徒歩分数 | 徒歩1分 | 徒歩7分 | 徒歩5分 |
価格帯 | 7980万 | 5600万 | 5280万 |
築年月 | 2016年1月 |
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間取り | 2LDK | 3LDK | 2LDK |
占有面積 | 70.74m2 | 70.06m2 | 56.52m2 |
築浅物件はあまり選択肢がなく、上記3物件ぐらいでした。王子飛鳥山ザ・ファーストタワー&レジデンスは他の部屋も売りに出されていて、7000〜8000万円で推移しているようです。
徒歩1分ですから希少価値が高いのは分かりますが、流石に8000万となるとちょっと厳しいものがあるかなと思います。それなら少し歩きますが、徒歩10分圏内で大規模&共用施設充実&セントラルガーデンありのガーデンクロス東京王子の方がいい、と思う人が多いかもしれません。
多少高くても予算の範囲内で将来の資産価値も考えてできるだけ徒歩分数は近い方が良いという人はASUKAYAMA RESIDENCEを選択することになると思います。
個人的にはASUKAYAMA RESIDENCEの条件の良い物件を購入したいところですが、そこは何を重視したいかによって変わると思います。
テレワークや家族連れでゆったりと過ごせるガーデンクロスか、駅近資産性重視で高級感を重視するASUKAYAMAか、ですかね。それぞれ特徴があるので、競合せずにうまく販売が進んでいくかもしれません。
周辺環境
Googleマップで見ると分かりやすいのですが、意外に隅田川が近く水害が少し心配な地域ではあります。
以下が隅田川が氾濫した時のハザードマップです。
※北区HPの洪水ハザードマップから引用
色がついている箇所は浸水の被害が出る想定のため、ガーデンクロス東京王子も浸水のリスクはあります。1〜2メートルぐらいは浸水被害が出るという想定で考えておいた方が良さそうです。
ただハザードマップにかぶっているからといって必ずしも資産価値に影響するわけではありません。浸水対策や緊急時の備えなどがしっかりされていればそこまで大きなマイナス要因にならないケースもあります。営業さんにも確認してしっかりと事前確認しておくことが大事です。
ちなみにASUKAYAMA RESIDENCEは飛鳥山公園の隣ということもあり高台に位置していますので、水害の心配はありません。
高台は資産価値が落ちづらく駅から多少歩くところでもわざわざそこを選んで購入する人もいるぐらいですので、ASUKAYAMAの大きなメリットになっていると思います。特にこれからの時代ハザードマップは重要ですからね。
間取り
1個目はブライトコート72.16mの間取りです。
※ガーデンクロス東京王子公式HPから引用
間取りは正直そこまで特徴がありません。テレワーク用に使えるスペースや新しい設備を期待したいところでしたが、スタンダードな間取りになっています。
マイナスの要素がないという点では評価できると思いますが、ちょっと物足りないような気もします・・・。
ガーデンクロス東京王子の総合評価
総合評価は50点満点中39点です。
都心へのアクセス | ★★★★ |
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徒歩分数 | ★★★★ |
総戸数・規模 | ★★★★★ |
共用施設・専用ガーデン | ★★★★★ |
ハザードマップ | ★★ |
間取り | ★★★ |
設備・仕様 | ★★★ |
付属サービス | ★★★★ |
生活利便性 | ★★★★ |
日当たり | ★★★★★ |
5点満点の項目は総戸数・規模、共用施設・専用ガーデン、日当たりの3項目でした。ハザードマップは隅田川の浸水が懸念されるので2点、間取りや仕様・設備も特徴がないため3点という結果になりました。
徒歩10分以内でこれだけ大規模な物件はなかなか出てこないと思います。大きなマイナスもありませんし、十分購入を検討できる物件だと思います。
条件が悪い部屋を購入すると資産価値に影響がありそうなので、多少背伸びしてでも条件の良い部屋を購入しておきましょう。大規模物件では特に重要です。どの部屋を購入するか十分に吟味して決めたいところです。
本記事がマンション購入を検討されている方に少しでも参考になれば幸いです。購入手続きや情報収集たいへんだと思いますが、一生の買い物なので妥協せずに頑張ってください!
それではまた!読んでくださあり、ありがとうございました!(^^)