マンションログ管理人のルークです。
この記事では新築マンションの販売状況・平均価格の推移などについて取り上げ、今後の価格推移や狙い目の物件について解説したいと思っています。
新築マンションの売れ行き、平均価格、マンション業界のトピックを知ることで“買い時”なのかを見極めることができます!マンション購入を検討している人はチェックしておきましょう。
ワクチンによりコロナも収束の兆しが見えてきました。
景気回復への期待によりマンション需要も増加するのか、注目ですね。
※記事内のデータは全て不動産経済研究所の資料から引用
Contents
マンション販売戸数・平均価格
最初に首都圏の新規発売戸数と平均価格、平均坪単価を見てみましょう。
- 2021年5月の発売戸数2,578戸、対前月(2,089戸)489戸、23.4%増
- 平均価格は5,908万円、前月比577万円(8.9%)下落
- 坪単価307.7万円、前月比63.6万円(20.7%)下落
- 1㎡当り単価は94.2万円、前月比15.2万円(14.0%)下落
※不動産経済研究所「首都圏新築分譲マンション市場動向2021年5月度」から引用
上記は新築マンション価格の推移をグラフにしたものですが、上下はあるものの2018年ごろからそこまで平均価格は変動していないことが分かります。
コロナのワクチンが普及してくれば需要も多少は回復するでしょうから、すぐに価格が落ちるということはなさそうです。
新築マンションに関連するニュース
- 五輪・パラ選手村マンション、3200戸販売 秋から
- 路線価6年ぶり下落 都心で空室増、全国1位もダウン
晴海フラッグ3200戸発売
晴海フラッグはオリンピック選手村の跡地にできるマンションですが、以下のようにいくつかのエリアに分かれていて、3つのエリアを合計すると4145戸が販売される予定です。
※晴海フラッグ公式HPから引用
コロナで販売を中止していたのですが、何と秋から3200戸が販売されるとのこと。オリンピックが中止されずに開催されることになりましたので、それを受けてマンションの販売も再開されるのですね。
すでに購入した人とディペロッパー側で揉めているというニュースもありましたが、オリンピックが無事に終わってワクチンも普及すれば晴海フラッグの売れ行きも加速していくかもしれません。
路線価が減少
路線価というのは土地の価格を決める上で重要な要素となるもので、土地の価格を決める上では必ず考慮されていると言っても過言ではありません。
路線価とは?
全国の主要道路に面した1平方メートルあたりの土地評価額
のことですね。
つまり、この路線価が下落するというのは不動産市場の価格の下落を示唆しているということになり、今後のマンション価格にも影響が出てくると予想できます。
国税庁が発表した路線価によると、6年ぶりに価格が下落しています。
新築マンション市場はこれまでじわじわと価格が上昇して高止まりしている状況でなかなか価格が下がる傾向がありません。この路線価の下落は潮目が変わる可能性があるということだと思います。
注目のマンション
著者が狙い目だと思った新築マンションを紹介していきます。あくまで個人の主観であり、資産価値などを保証するものではありません。くれぐれもマンション購入は自己責任でお願いします。m(_ _)m
東京都の注目マンション
物件名 | 徒歩分数 | 価格 | 規模 |
猿江恩賜公園レジデンス | 住吉徒歩10分 | 未定 | 218戸 |
ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜 | 大山徒歩7分 | 未定 | 187戸 |
文京区小石川二丁目計画 | 後楽園徒歩3分 | 未定 | 130戸 |
ザ・浅草レジデンス | 田原町徒歩4分 | 未定 | 113戸 |
Brillia Tower 浜離宮 | 浜松町徒歩5分 | 未定 | 420戸 |
シティタワー虎ノ門 | 神谷町徒歩2分 | 未定 | 144戸 |
100戸以上、徒歩10分以内というのを一つの目安にしていますが、7月4日時点の狙い目マンションは上記の6個となりました。
シティタワー虎ノ門、Brillia Tower 浜離宮あたりはかなり価格が高めになると思いますが、予算に余裕がある人はかなり条件が良い物件だと思います。相当高いと思いますが・・・。
価格が気になる人はザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜や猿江恩賜公園レジデンスはいかがでしょうか。規模数も確保されていて徒歩10分以内という条件はクリアしていますし、都心までのアクセスも申し分ないと思います。
それぞれ23区の中だとそこまで高いエリアではないので、予算が気になる人でも検討できると思います。
東京都以外の首都圏の新築マンション
物件名 | 徒歩分数 | 価格 | 規模 |
プラウド浦和 | 浦和徒歩5分 | 未定 | 152戸 |
プラウドタワー川口クロス | 川口徒歩3分 | 未定 | 481戸 |
シティテラス稲毛海岸 | 稲毛海岸徒歩6分 | 未定 | 302戸 |
注目の物件はプラウドタワー川口クロスですね。人気の川口駅から徒歩3分、タワマンと商業施設などが一体となって開発される大規模複合開発プロジェクトです。
プラウドは最近本当に再開発や商業一体型の開発が多いですね。ここ数年で本当にいい物件をたくさん供給してきている印象です。
同じくプラウドブランドのプラウド浦和も中規模マンションで徒歩5分と非常にバランスが良い物件になっていて人気が出ることは間違いありません。浦和や川口は価格がかなり上昇しているので、どれくらいの坪単価で出てくるのが注目したいところです。
2021年5月の新築マンション市況まとめ
- 発売個数が大幅に増加、アフターコロナを意識した供給にシフト
- 価格はまだまだ高止まり、まだ簡単には下落しない
- ただ、路線価の影響で価格下落の兆しは見えてきた
- 晴海フラッグの売れ行きに注目
個人的には秋から販売が再開される晴海フラッグの売り行きが気になりますね。3200戸と稀に見る超大規模開発ですから、この売れ行きにマンション業界の命運がかかっていると言っても良いと思います。
あとは路線価が下落したというニュースも大きいトピックです。今まで高止まりしていたマンション価格にどう影響が出てくるのが楽しみです。
これから毎月マンション市況を解説する記事を更新していく予定です。マンション購入を検討している人はぜひ、一度目を通して買い時を探ってみてください。